企業のブランド向上であったり、自社商品の販促に活用されているノベルティ。
こちらのサイトでは様々なノベルティグッズを紹介しています。
今回はノベルティの意味から選び方まで、ノベルティの基礎知識を解説します。
みなさん、ノベルティと言えば何を思い浮かべるでしょうか?
うちわ・マグネットシート・卓上カレンダーなどなど、身の回りには意外とノベルティが溢れています。
基本的にはノベルティは、
①無料で配布する
②企業名やブランドの宣伝を目的にしているという特徴があります。
ここで、ノベルティとよく間違えて認識されているものとして、プレミアムというものがあります。
プレミアムは、「消費者が商品を購入した際に追加で配布するもの」のことです。
わかりやすい例としては、革靴を買った時にクリームがサービスで付いてきたり、ペットボトルのお茶を買うとキーホルダーが付いてきたり。よく見かけますよね。 ノベルティも消費者が購入した際に配布する場合がありますが、購入の前段階でブランド認知を高める目的で配布されることがノベルティの大きな特徴です。
さてノベルティ活用の目的は、一言でいうと「商品やサービスを購入してもらうこと」なのですが、しっかり理解するためには「ブランド」についての知識を確認する必要があります。
ブランドという言葉には、様々な定義がありますが、
「消費者に選んでいただく理由を作ること」という定義が最も一般的でしょうか。
ブランド作りには、
①ブランド再認
②ブランド再生
という2つの要素が必要になります。
①ブランド再認とは
ブランド要素に接した際に特定のブランドを思い出すことを、ブランド再認と言います。
例えば、街を歩いているとマクドナルドの看板で「M」のマークを見たり、ローソンの看板で「牛乳瓶」のマークを見たりします。
私たちはそのマーク(ブランド要素)を見る度に、
「あっ、マクドナルドだ!」
「あっ、ローソンだ!」
と、特定のブランドを思い出します。
これをブランド再認と言います。
②ブランド再生とは
ニーズが発生した際に特定のブランドを思い出すことを、ブランド再生と言います。
例えば、
「お腹が空いた。そういえば、久しぶりにマクドナルド食べたいな。」
「牛乳買いたい。どこかにローソンあるかな。」
というように、「お腹が空いた。」「牛乳買いたい。」といったニーズが発生した時に、
ふと特定のブランド(マクドナルドやローソン)を思い出すことをブランド再生と言います。
ブランド再認では、ブランドを知ってもらう機会(量)が大事です。
ブランド再生では、ブランドを一番に思い出してもらう確率が重要です。
どブランドの考え方を理解すると、ノベルティの意味もわかりやすくなります。
ノベルティは、「ブランド再認」の機会が大量に獲得できることが大きなメリットになります。
冷蔵庫に「水つまりのことなら」というマグネットシートは貼っていないでしょうか?
カレンダーの右下に特定の企業の名前が書いていないでしょうか?
毎日のように特定のサービス名・企業名・ブランド名を目にするので、
いざ「水のつまりが起こったとき」「車が欲しくなったとき」「おなかが空いたとき」にブランドを思い出して
いただける確率が高くなります。
これこそが、ノベルティのもっとも重要な意味です。
さてノベルティの意味をご紹介したところで、実際にノベルティがどのように活用されているのか、
いくつかの例をご紹介したいと思います。
アパレルメーカーの活用例
アパレルメーカー様は、あぶらとり紙に自社のブランド名を入れて配布している例があります。
洋服に関わる方は、美容にこだわる方も多いのではないか? 美容にこだわる方には、あぶらとり紙が喜ばれるのではないか? という仮説をもとに、ノベルティとしてあぶらとり紙を採用されました。 美容に役立つグッズを採用することで、洋服に限らず「キレイを目指す」というブランドイメージ作りに活用しています。
ビジネス機器メーカーの活用例
ビジネス機器を製造・販売しているメーカーさんは、オリジナルのUSBメモリーを作って活用されています。 背景としては、デスクワークがメイン業務のお客様が多いため、USBメモリーは非常に喜ばれるのではないか?という仮説がありました。 価格は少々高くても必ずや喜んでいただけるという考えはありましたが、やはり使い勝手が良いとお客様から評判だったようです。 BtoCだけでなく、BtoBでサービスを提供している企業様も、ノベルティを有効活用できるということがわかる活用例になります。
イベント企画運営業の活用例
イベントの企画運営をしている企業様は、フラワーベースを採用されました。 イベント企画運営をするので、「サプライズ」を大切にしております。 手に取った時に「なにこれ?」と思っていただけるグッズを活用して、ブランドイメージの向上に役立てています。
さていくつかのノベルティ活用例をご紹介しましたが、読者の皆さんがノベルティグッズを選ぶ際は、どのような基準で選べば良いのでしょうか?
ここがまさにマーケティングの分野になるのですが、今回は簡単にノベルティの選び方をご紹介します。
①最終的なゴールは何か?
ノベルティの活用をお考えの方は、必ずゴール(目的)があるはずです。
意外とここが抜け落ちている方も多くいらっしゃいます。
・会社名、サービス名の認知を広く取りたい
・SNSで話題にしてほしい
・イベントの集客に役立てたい
・サービスを検討する際に自社のサービスを思い出してほしい
このように色々なゴールがあると思います。
ノベルティの検討を進めている途中で、ゴールが抜け落ちてしまうことは非常によく起こります。
②誰に配るのか?
ノベルティを配布するターゲットを明確に定義します。
性別
年齢
職業
趣味
などなど、できるだけ詳しく定義すると効果的です。
例えば、一口に30代女性と言っても、独身でOLの女性か、専業主婦の女性かで特性が変わってきます。
先ほどアパレルメーカーの方が、
洋服に関わる方は、美容にこだわる方も多いのではないか?
美容にこだわる方には、あぶらとり紙が喜ばれるのではないか?
という仮説を持ったのも、ターゲットの方がどのような趣向性を持っているかを考え抜いた結果と言えるでしょう。
③予算と納期は?
最終的なゴールを達成するために、どれくらい販促費を使えるのか?
その販促費のうち、どれくらいをノベルティ製作に使えるのか?
その予算で、どれくらいのグッズを用意したいのか?
といった予算を決めていく必要があります。
ここでは、どのタイミングでノベルティを渡すのか、ということも考える必要があります。
例えば、イベント会場で配布する場合はイベント参加人数分のグッズが必要になりますし、街頭でランダムに配布するものであれば低価格で大量に準備できるグッズを選ぶことになるでしょう。
また納期も確認する必要があります。
どの時期に配布するのか?
グッズが納品されてから配布までに準備することはあるか?(袋詰めなど)
少し余裕を持って、納期は設定しましょう。
④ノベルティに何をプリントするのか?
・会社名
・ブランド名
・サービス名
・ロゴ
・メッセージ
などなど、ノベルティに何をプリントするのかを検討する必要があります。
先ほどお伝えした通り、「最終的なゴールが何か」が定義されていれば、自ずと何をプリントすれば良いのかは決まってくるはずです。
細かい部分ですが、「1色印刷」「フルカラー印刷」など、印刷方法にもいくつかの種類があります。
⑤実用性があるか?
ノベルティの選び方で一番重要と言っても過言ではないのが、「実用性」です。
ノベルティ選びの大前提ですね。
消費者にどのようなノベルティなら受け取りたいか?というアンケートを実施したところ、「実用的なノベルティグッズ」という回答が一番多かったという結果もあります。
街頭でノベルティをもらったはいいけれども、使う場面がなく、すぐに捨てられてしまうと意味がなくなってしまいます。
ノベルティのほとんどが日用品になっているのは、「実用性」が重視されているからですね。
「ターゲットにマッチしたノベルティ」
「実用性のあるノベルティ」
「オリジナリティのあるノベルティ」
この三拍子が揃ったグッズを選ぶことができれば、販促効果も非常に期待できますね。
最後にノベルティ製作の際に注意したいことについて、簡単に解説します。
ノベルティ製作の際は、著作権や景品表示法などの法律関係に注意する必要があります。
著作権は、例えば人気キャラクターを勝手に使ってはいけないといった取り決めで、みなさんご存知の方も多いと思います。
また個人情報漏洩や誹謗中傷・人権侵害につながるものは、最低限のルールとして配慮しましょう。
景品表示法などの法律もチェックしておいた方が良さそうです。
景品表示法は、商品の内容や金額の表示について取り締まる法律です。
例えば、成約時に進呈する場合は取引額の20%以内の商品にしなければならない、という法律もあります。
法律に引っかかってしまうと元も子もないので、この部分はしっかり確認しておきましょう。
今回は、ノベルティ製作の意味から選び方まで、基礎の部分をご紹介させていただきました。
おさらいすると、ノベルティにはブランド再認とブランド再生のうち、ブランド再認に圧倒的な効力を発揮すること。
ノベルティを選ぶ際には、ターゲットをしっかり定義すること、実用性があることが非常に重要であることをご紹介しました。
今回ご紹介した内容を元に、自社に最も効果的なノベルティ活用を実践してみてください。
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